創業当時の当店、むさし野深大寺窯です。周りにはまだお店も少なく参拝客もまばらだったそうです。 今でも緑の豊富な深大寺ですが、当時の当店は森の中に立っていました。 |
当店むさし野深大寺窯は吉田実、馬場信子夫妻が昭和32年に創業しました。終戦から10年あまり、深大寺北町(現深大寺陶芸教室)で細々と作陶を続けてきた夫妻は縁あって深大寺山門前にらくやきの店を開くことになりました。当時は素焼きの生地に絵付けをして20分で焼き上がる「らくやき」など参拝客にはよく解らないものだったようです。 その後、高度経済成長に乗り人々がだんだん行楽を楽しむようになり、次第に深大寺にも参拝客が増えてきました。創業当時はホッタテ小屋だった当店も数回の改築を行ない現在にいたっています。 昭和40年頃の当店 写真中央、門前の前で蜂蜜を売っています。ずいぶん人が賑わっているので温かい春の日の日曜日の写真だと思われます。 |
同角度から見た現在の当店 |
創業当時の楽焼窯 現在と構造はさほど変わっていませんが小さな窯で毎日コークスを焚いていました。 |