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深大寺本堂

江戸時代の本堂が幕末の火災で焼失した後、本尊の阿弥陀如来像は、仮に再建した庫裡に安置されていましたが大正8年に今の本堂が完成しました。

旧本堂は寄棟造の茅葺き屋根でしたが、再建本堂は入母屋造りの瓦葺きに変わりました。、正面十間、側面八間(一間は1,8m)という規模は、昔より少し大きくなっているようです。外側を雨戸付きの障子窓とし、腰を下見板張りとするやり方は昔から変わっていませんが、正面中央の上り口だけは、禅宗様の桟唐戸の引き戸になっています。

深大寺本堂@

旧本堂の正面中央には、入母屋破風の向拝が付いていましたが、今の向拝は唐破風です。梁の木鼻には獅子・像の彫りもの、正面三段の、虹梁の間には龍.・鷺、破風板の下には鳳凰の彫り物があって、江戸時代らしさが表現されています。平成15年には大屋根大改修工事をおこない、瓦屋根より銅板葺本瓦棒葺きになり本堂の外観を一新し、偉容をほこっています。

深大寺本堂A