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だるま市

毎年深大寺では3月3日4日に“だるま市”が開催されます。「だるま市」は通称で正確には「厄除け元三大師(がんさんだいし)大祭」と言います。通常だるま市は元三大師を祭ってあるお寺でお正月に行われることが多いですが、深大寺では3月に行われるということで関東で最後の春を呼ぶだるま市としても知られています。

境内や参道周辺にたくさんの達磨屋さんや露天商が建ち並び普段の深大寺の印象とは随分違ったものとなります

深大寺 だるま市@

長い伝統を持つ深大寺のだるま市は元三慈恵大師と深いご縁があります。寺伝によると元三大師の自刻像は今から約千年前に比叡山より深大寺に移されたもので、正保三年(1646)の大火の際には大師堂が全焼したものの元三大師像は火難を免れました。この霊験はやがて七転八起の達磨の信仰と重なり、江戸中期よりだるま市が起ったといわれています。

深大寺のだるま市は江戸時代から続く深大寺の風物詩となっていますが、昔はだるまや物品を売買する為だけでなく、見本市としての側面もあったようです。また就職活動の場として職探しに訪れる人がいたり、集団見合いなどの行事が行われていた記録も残っています。

深大寺 だるま市A

深大寺でだるまに開眼すると目に梵字が描かれます。これも他にあまり見ない習慣でしょう。因みに願掛け時に左目に梵字で物事のはじめを表す阿(ア)「阿(ア)」、願がかなったら右目に物事の終わりを表す吽(ウン)「吽(ウン)」の文字が入ります。

当日には開眼所が設けられますので是非深大寺で開眼して頂きましょう。

深大寺 だるま市C
深大寺 だるま市B