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釈迦堂

重要文化財の「銅造釈迦如来倚像(白鳳仏)」を安置する堂宇として昭和五十一年に新築されたのが、この釈迦堂で、山門を入って左手の奥にあります。大切な仏像を火災、盗難から守るため鉄筋コンクリート造りとし、湿気の多い土地であることを考慮して高床式に作られています。四本の円柱に支えられた屋根は方形(ほうぎょう)造り、銅板葺きと言われるもので、頂部に露盤(ろばん)・宝珠(ほうじゅ)をすえています。

釈迦堂@

白鳳仏は正面の鉄の戸を開けると、大きなガラスを通して拝むことができます。内部が反射で見にくくならないよう、正面外側にはブラインドの役をするアルミ製格子が立てられており、そこに表した釈迦を意味する梵字が、中心的意匠になって、堂の正面をひきたてています。内部には春日厨子(かずがずし)が置かれ作者は吉田包春。昭和に入り宮内省より正倉院御物の写しを命ぜられた工芸界の第一人者として天下に名をとどろかせました。中宮寺、薬師寺にも厨子が残されています。

白鳳仏が大正期、旧国宝の指定となり、これに相応しい厨子と当時、安田靫彦画伯など包春を指名し奉献されました。また内部には白鳳仏とならび重要文化財として指定されている旧梵鐘も安置されています。

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